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ユビキチン化

ゆびきちんか

ユビキチン化はタンパク質修飾の一種で,ユビキチンリガーゼなどの働きによりユビキチンタンパク質がイソペプチド結合で基質タンパク質に付加される.多くの場合,ユビキチン自身もさらにイソペプチド結合により重合し,ポリユビキチン鎖を形成する.ポリユビキチン修飾されたタンパク質は,プロテアソームにより認識されタンパク質分解を受ける.近年ユビキチン修飾が,タンパク質分解以外にも,エンドサイトーシス・DNA修復・翻訳調節・シグナル伝達などさまざまな生命現象に関わることが明らかとなり,Parkinがタンパク質分解以外に関わる可能性を指摘する報告もある.(バイオテクノロジージャーナル62より)

プロテオーム研究を成功させる試料調製と解析法

小田吉哉/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです