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シスト

しすと

細胞を細胞外マトリクス成分からなるゲル内で三次元的に培養すると,ボール状の構造体(スフェロイド)を形成する.上皮細胞としての分化が進むと,ゲルに接している部分を基底膜側,ゲルに接していない部分をアピカル側とする細胞極性が形成される.最終的にはアピカル側が空洞(管腔)になり,その周囲を1層の細胞が囲むようになる.このように中心部に管腔をもつスフェロイドを「シスト」とよぶ.(実験医学増刊425より)

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武部貴則/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです