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【スマホで読める実験医学】食欲を生み出すしくみ:エネルギー恒常性と嗜好性
550円
摂食は動物の生存に最重要な本能行動の1つである.脳は食欲を生み出すうえで中心的な役割を担い,その破綻は過食や拒食など健康に大きな影響を及ぼす.摂食の特徴は全身のエネルギーを一定に保つシステム(恒常性の摂食)と食の美味しさを追求するシステム(嗜好性の摂食)に分類できる点である.また,これらの性質は食物の機能という点から見ると,生体が「栄養」や「味や匂いなどの感覚成分」を摂取または感知するしくみと言える.本稿では摂食促進の複雑な神経ネットワークのうち,代表的なしくみと今後の課題を紹介する.
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