実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

ワールブルグ効果

わーるぶるぐこうか

酸素が十分に存在しても解糖系を利用してATPを産生する現象.(実験医学増刊4115より)

マルチオミクス データ駆動時代の疾患研究

がん、老化、生活習慣病 最新のオミクス統合で挑む標的探索と病態解明

大澤 毅/編

酸素濃度に依存せず解糖系が活性化された代謝状態.Warburg効果ともよばれる.一般に,増殖能の高い細胞にとって有利な代謝型と考えられている.(実験医学増刊407より)

栄養・代謝物シグナルと食品機能

転写、エピゲノムの制御から代謝性疾患の治療・予防に向けて

亀井康富/編

腫瘍細胞やエフェクター細胞でみられる,有酸素下でもミトコンドリアの酸化的リン酸化ではなく解糖系によってエネルギーを得る代謝形式のこと(好気的解糖).取り込んだグルコースは最終的に乳酸に変換される.(実験医学増刊3715より)

がん免疫療法の個別化を支える新・腫瘍免疫学

河上 裕/編

解糖系によって糖は,有酸素下ではピルビン酸へ,低酸素下では乳酸へ代謝される.しかし,がん細胞をはじめとする一部の細胞において有酸素下にもかかわらず乳酸への代謝が亢進する.この現象を好気的解糖とよぶが,その意義についてはいまだ明らかにされていない.(実験医学増刊377より)

臓器連環による生体恒常性の破綻と疾患

すべての医学者・生命科学者に捧ぐ

春日雅人/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです