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自由エネルギー

じゆうえねるぎー

物理学と化学に端を発する概念で,一般的には系の仕事をする能力や反応が進行する方向を示す熱力学的関数である.熱平衡状態においては,自由エネルギーは最小の状態をとる.自由エネルギーは秩序変数の関数としてあらわすことができ,このような形式を,自由エネルギー汎関数という.近年は自由エネルギーの概念は一般化され,情報科学に応用されており.例えば,神経疾患の病態がこの広い意味での自由エネルギーの枠組みのなかで捉えることができている21)(実験医学増刊4210より)

良い炎症・悪い炎症から捉え直すがんと免疫

慢性感染、肥満、老化などによる慢性炎症を制御し、がんの予防と新規治療をめざす

西川博嘉/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです