慢性骨髄性白血病(CML)の病態生理学的な要因となるフィラデルフィア染色体(Ph染色体)由来のキメラタンパク質.Ph染色体はCMLの90%以上で見出され,9番染色体長腕(9q34)に座位するABL遺伝子と,22番染色体長腕(22q11)に座位するBCR遺伝子との相互転座によりBCR-ABLキメラ遺伝子が形成される.その結果,チロシンキナーゼ活性の亢進したp210またはp190,p230,p185タンパク質が産生される.(実験医学2010年3月号より)
癌幹細胞の発生とstemness維持
リプログラミング,マイクロRNAによる制御機構から分離・同定法,新たな治療戦略の確立まで
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