最も普及しているゲノム編集技術.代表的なCas9タンパク質は2本鎖DNAを切断するが,生体内での標的部位への誘導にはCRISPR RNAとtrans-activating CRISPR RNAが必要.これを結合して1本のRNAにしたものをガイドRNA(gRNA)とよぶ.gRNAの5′側20塩基によって標的を規定できる.(実験医学増刊4012より)
セントラルドグマの新常識
転写・翻訳の驚きの新機構と再定義されるDNA・RNA・タンパク質の世界
細菌・古細菌内に侵入してきたウイルス,ファージなどの核酸を排除するための獲得性免疫機構.複数の因子が複合体を形成して機能するクラス1と,1つの因子で機能するクラス2に分類されており,さらにサブタイプに分類される.(実験医学2021年5月号より)
CRISPR技術を用いた核酸検出実験医学2021年5月号解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです