HDAC阻害剤
HDACそがいざい
二重鎖DNAと共に染色体を構成するタンパク質複合体であるヒストンのうちH3あるいはH4のリジン基のアセチル化は近接する遺伝子の転写活性に関与しており,HDACによって脱アセチル化されると転写が阻害される.HDAC阻害剤はHDACによる脱アセチル化を阻害することで間接的に転写活性を高める作用をもつ.現在,いくつかのHDAC阻害剤が抗癌剤として臨床応用されている.(実験医学増刊265より)
再生医療へ進む最先端の幹細胞研究
注目のiPS・ES・間葉系幹細胞などの分化・誘導の基礎と,各種疾患への臨床応用
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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