細胞の自己/非自己を区別する白血球型であり,HLA classⅠ(HLA-A,-B,-C,-E,-F,-G)とclassⅡ(HLA-DR,-DQ,-DP等)に分類される.自己と異なるHLA型の細胞や臓器をT細胞が認識すると,免疫拒絶が起こる.(実験医学2024年4月号より)
ex vivoゲノム編集―HLAゲノム編集を用いた免疫再生治療の実現実験医学2024年4月号免疫応答を制御する重要な分子であり,赤血球を除く全身のほぼすべての細胞に発現し,自己と非自己を識別する.ヒトの遺伝子の中で最も多型にとむことが知られており,大きく2つのクラスに分けられる.HLAクラスⅠにはHLA-A,HLA-B,HLA-Cなど,HLAクラスⅡにはHLA-DR,HLA-DQ,HLA-DPなどがある.(実験医学2023年11月号より)
TCR-T細胞療法の現状と期待実験医学2023年11月号白血球の表面に発現する分子で,白血球の血液型を規定する.抗原をT細胞に提示することで免疫反応の開始にかかわる.内在性抗原をCD8陽性T細胞に提示するクラスⅠ,外来抗原をCD4陽性T細胞に提示するクラスⅡのHLAに分類される.(実験医学増刊417より)
ポストGWAS時代の遺伝統計学
オミクス解析と機械学習でヒト疾患を俯瞰する
免疫反応に関与する分子であり,ほぼすべての細胞に発現している.免疫拒絶を避けるためには,移植する細胞のHLAを一致させることが必要である.多くの人は母方・父方より異なるHLA(ヘテロ接合体)が遺伝するため,これを一致させることは困難であるが,日本人に多いHLAをホモ接合体でもつiPS細胞を用いることで,HLAの一致確率が高まる.(実験医学増刊412より)
真の実臨床応用をめざした再生医療2023
リバーストランスレーショナルリサーチのいまと産業化のための技術開発
ヒトの主要組織適合遺伝子複合体(MHC)であり,病原体成分等のペプチドを乗せてTリンパ球に提示するが,HLAの型は非常に多様で数万通りの組合わせがあり,同種免疫の反応の強い抗原ともなる.(実験医学増刊3817より)
新規の創薬モダリティ 細胞医薬
細胞を薬として使う、新たな時代の基礎研究と治療法開発
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです