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【スマホで読める実験医学】ex vivoゲノム編集―HLAゲノム編集を用いた免疫再生治療の実現
550円
近年,ゲノム編集技術を用いた治療方法が臨床応用されつつある.また,iPS細胞を用いた再生医療が実現され,自家移植のみならず同種移植の拡がりが期待されている.しかし,同種移植において,移植するiPS細胞由来の細胞・組織とレシピエントのHLA不一致による免疫拒絶が障壁となる.そのため,iPS細胞に対するHLAゲノム編集や免疫調節分子の改変により,免疫拒絶の問題が解決されたユニバーサルiPS細胞の作製が国際的に広く研究されている.本稿ではHLAゲノム編集をはじめとする遺伝子工学技術によって低免疫原性を達成したiPS細胞を用いた免疫再生治療について概説する.
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