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in vivoゲノム編集の鍵を握るデリバリー技術

Development of delivery technologies that hold the key to in vivo genome editing
パン イギュ,小島佑介,堀田秋津
Uikyu Bang/Yusuke Kojima/Akitsu Hotta:Department of Clinical Application, Center for iPS Cell Research and Application, Kyoto University(京都大学iPS細胞研究所臨床応用研究部門)
10.18958/7431-00001-0001382-00

CRISPR-Cas等のゲノム編集酵素を生体内へ送達するin vivoゲノム編集治療はすでに複数の臨床研究が開始されており,今後ますます開発が進むと期待される.生体内への送達方法としては,AAVベクター,ウイルス様粒子(VLP),そして脂質ナノ粒子(LNP)などさまざまなデリバリー技術が開発されているが,それぞれ一長一短があり,適切に使い分ける必要がある.本稿ではゲノム編集のデリバリー技術に焦点を当て,臨床応用の現状と課題,そして最先端の研究動向について総括する.

送達技術,AAVベクター,脂質ナノ粒子(LNP),ウイルス様粒子(VLP),ドラッグデリバリーシステム(DDS)

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