Hippo経路
HIPPOけいろ
ショウジョウバエHippo経路が活性化すると，経路の主要な構成分子であるHippo（Mst1/2ホモログ分子）とWarts（Lats1/2ホモログ分子）が下流エフェクターである転写共役因子Yorkie（Yap/Tazホモログ分子）の活性をリン酸化により抑制する．Yorkieは細胞増殖の促進と細胞死の抑制を起こす遺伝子群を発現誘導する分子であり，このようにしてHippo経路はがん抑制に働くと考えられている．（実験医学2019年7月号より）
ショウジョウバエから見えてきた新たな細胞老化制御機構実験医学2019年7月号解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは，2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に，新規追加・再編集したものです
