一部の真核細胞やウイルスのmRNAに認められる配列で,5′キャップ構造に依存せずにリボソームが結合して,翻訳が始まる配列.分子生物学実験において,IRES配列をベクターに挿入することにより1つのmRNAから異なる2つのタンパク質を発現させるという手法がよく用いられている.(実験医学2020年8月号より)
RAN翻訳と相分離で紐解く リピート病
くり返し配列の“長さ”が発症の原因となる謎に挑む
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