実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

PET

ポジトロン断層撮影.陽子過多の放射性同位元素のなかで,陽子が陽電子(+の電荷をもつ電子.ポジトロン)と中性子に分裂し核外にポジトロンを発する元素がある.放出されたポジトロンは周辺に大量に存在する陰電子(エレクトロン)と互いに引き合って結合し消滅する.消滅する際にそれぞれの質量に相当する電磁波放射線〔E=mc2(m:電子の質量,c:光速度),およびE=hν,(h:プランク定数,ν:周波数),の2式より導かれる周波数をもつ電磁波.消滅放射線〕が180度逆方向に放出される.PETは,この消滅放射線を同時計測するための対向検出器をリング状に配置することにより,放射線源(PET分子プローブ)の存在場所を特定し,画像化する装置である.対向同時計測することで生体による放射線吸収の影響を消すことができるため,定量性に優れる.(バイオテクノロジージャーナル61より)

これで上手くいく! RNAi実験のTips

程 久美子/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです