RNA顆粒
RNAかりゅう
ストレス顆粒や神経RNA顆粒などがその代表例であり,細胞のなかに存在する,mRNAやsmall RNAを含むRNAと翻訳制御因子などのタンパク質によって構成される顆粒状のタンパク質-RNAの複合構造体.細胞内のストレスによっても形成され,その構成因子はダイナミックに結合解離をくり返すと考えられている.RNA顆粒は可溶性の凝集体であるが,近年,不可逆的に不溶性の凝集体に変換され,神経変性疾患を導くとの説もある.(実験医学2021年6月号より)
タンパク質の凝集化がかかわる精神障害の発現機構実験医学2021年6月号解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです