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構造化照明顕微鏡ともよばれる.スリット状の構造化照明によって蛍光像を観察すると,内部微細構造を反映したモアレ干渉縞が出現する.モアレ干渉縞の幅はもととなる内部微細構造よりも長くなる性質があるので,回折限界以下の構造でも,モアレ干渉縞として光学顕微鏡のレンズによって検出することができる.得られた画像をフーリエ変換して高周波数の成分を画像として再構築し,回折限界を超えた超解像画像を得ることができる.理論上,通常の光学顕微鏡と比べると2倍の解像度をもつ.(実験医学増刊385より)

イメージング時代の構造生命科学

細胞の動態、膜のないオルガネラ、分子の構造変化をトランススケールに観る

田中啓二,若槻壮市/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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