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JAK─STAT経路はいくつかの因子によって厳密に制御を受け,サイトカインシグナルは適切にコントロールされている.SOCSファミリーは,サイトカインによって発現が誘導されるJAK─STAT経路の負の制御因子として知られている.ファミリーのなかで,SOCS1とSOCS3はJAKに会合しそのキナーゼ活性を抑制することによりサイトカインの活性を制御する.SOCS1とSOCS3は免疫応答など生体の恒常性の維持に必須のJAK─STAT経路のネガティブフィードバック因子である.(実験医学増刊2812より)

サイトカインによる免疫制御と疾患

新たな産生細胞,新規サイトカイン,抗炎症因子と治療・創薬応用

吉村昭彦,上阪 等,村上正晃,善本隆之/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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