1932年にCrohn, B. B.によって体系づけられた炎症性大腸炎.口腔から肛門までの消化管のあらゆる部位に起こりうる.男女比は約2:1で男性に多い.10〜20代での発症が約80%を占める.好発部位は回腸末端部である.組織学的所見としては非乾酪性の肉芽腫を特徴とする.また,リンパ球浸潤,リンパ管拡張を主体とした腸管壁全層にわたる貫壁性炎症がみられる.主な症状としては腹痛,下痢,栄養不良,発熱,貧血,腸狭窄などがあげられる.(バイオテクノロジージャーナル65より)
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