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ハプテン

はぷてん

小分子の化合物であり,その物質だけでは抗体産生などの免疫応答を惹起できないが,タンパク質(キャリアタンパク質とよぶ)と結合することで免疫応答を惹起できる抗原を指す.ウルシ(ウルシオール)や香水(リモネンなど),染料などの抗原はハプテン(あるいはその前駆体)であり,皮膚に存在するタンパク質と結合することで皮膚炎を起こすと考えられている.(実験医学増刊4212より)

ヒト疾患と免疫細胞サブセット

解像度をあげて見えてきた病態を規定する疾患のキープレーヤーと治療戦略

上野英樹,吉富啓之,熊ノ郷 淳/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです