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パイエル板

ぱいえるばん

哺乳類の小腸の空腸や回腸に点在する粘膜関連リンパ組織で多くの免疫細胞を含包している.食物性の抗原や微生物など外来異物が体内に侵入する入り口になっている.リンパ節がリンパ管を通って,末梢組織から運搬される非自己抗原への免疫応答を担うのに対し,パイエル板は濾胞随伴上皮細胞層を通過した末梢の非自己抗原に対する免疫が誘導される.(実験医学2023年6月号より)

粘膜免疫と微生物が介在する臓器間ネットワークと疾患―消化器疾患を中心に実験医学2023年6月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです