プリオン
ぷりおん
プリオンは神経細胞を中心に正常細胞に発現するタンパク質であり,異常に折りたたまれたプリオン凝集体が正常プリオンに作用し正常プリオンを異常プリオン凝集体に変化させ,異常プリオン凝集体が伝播する.タンパク質感染性因子ともよばれる.(実験医学増刊4217より)
マイクロバイオームと医療応用 全身の微生物叢が生理機能と病態をいかに制御するか?
クロイツフェルト・ヤコブ病や狂牛病の原因として知られている感染性のタンパク質.異常プリオンが存在すると正常プリオンを異常プリオンへと変化させることで,増幅・伝播していく.(実験医学増刊4120より)
神経が司る代謝・炎症制御と生体恒常性
臓器ネットワークを理解し、疾患予防・治療へ繋ぐ
プリオンタンパク質からなる凝集性の感染因子のこと.偶発的に形成された異常なコンフォメーションのタンパク質凝集体が,正常な可溶性タンパク質の構造を異常型に変換し,その性質を変化させる.異常型タンパク質凝集体が娘細胞や周囲の細胞に移動することで,その凝集体が伝播する.(実験医学増刊3910より)
相分離 メカニズムと疾患
“膜のないオルガネラ”はいかに機能するか? 神経変性疾患・ウイルス感染とどう関わるか?
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです