モダリティ
もだりてぃ
創薬の分野では,薬になる分子の種類や治療手段のことをモダリティとよぶ.一方で機械学習やコンピュータービジョン分野において,データの形式やタスクの解き方のことをモーダルとよぶ(マルチモーダルという言葉でよく使われる).どちらもmodalが語源であり,「種別や手段」という意味合いも同じである.(実験医学2025年1月号より)
マルチモーダルでマルチモダリティな創薬を支援する情報技術実験医学2025年1月号生物学において,生物体の分子レベルの構造や機能を表現するための手法や視点を指す.具体的には,DNA,RNA,タンパク質などの異なるタイプの生物分子に焦点を当てた研究やデータの形式を意味することが多い.各モダリティは異なる情報層をもち,生物体の特定の特性や機能に関連している.(実験医学増刊422より)

あなたのラボから薬を生み出す アカデミア創薬の実践
All JAPAN体制の先端技術支援を利用した創薬の最前線
「治療手段として用いられる医薬品を物質特性の観点から分類した種別」を示す用語である.他の領域で用いられるモダリティと区別するため「医薬品モダリティ」あるいは「創薬モダリティ」ともよばれる.代表的なモダリティとして,低分子医薬,抗体医薬,核酸医薬,ペプチド医薬等があげられる.(実験医学2023年1月号より)
中分子ペプチド医薬開発の現状と規制上の課題と取り組み実験医学2023年1月号解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです