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微小管

びしょうかん

微小管は,細胞骨格を形成するタンパク質フィラメントであり,細胞分裂時の紡錘体や細胞内の物質輸送のレールとして機能している.この微小管は,チューブリン(分子量 約51,000)の重合体であり,直径約30 nmの管状の構造をしている.構造的な極性があり,重合速度の違いによってその極性が区別されている.重合速度の大きい端をプラス端といい,小さい端をマイナス端と呼ぶ.キネシンファミリーの主なものは,プラス端に向かって運動するのに対して,ダイニンはマイナス端に向かって運動する分子モーターである.(バイオテクノロジージャーナル65より)

研究・診断・治療・ヘルスケアに展開するDDS

遺伝子導入・薬剤キャリアの基盤技術

田畑泰彦/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです