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組織透明化技術

そしきとうめいかぎじゅつ

組織を光学顕微鏡で3次元的に観察するため,文字通り組織を光学的に透明にする技術の総称.組織内光散乱および光吸収を抑えることで,組織中を光が減衰なく直進できるように化学的または物理的な処理が行われる.2010年代に入って急速に開発が進み,数十種類のプロトコルが提唱されているが,大別して有機溶媒を使用するプロトコル,水溶性化合物を使用するプロトコル,組織を強固に固定あるいはゲル化するプロトコルの3種類に分類される.(実験医学増刊3912より)

がん微小環境に1細胞レベルで挑む

技術革新で見えてきた腫瘍内の細胞と免疫応答の多様性、がん悪性化・治療抵抗性の鍵

藤田直也/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです