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分子生成AIによる新規機能性分子の発見に向けて

Toward discovering functional molecules using molecule generation AI
石田祥一,隅田真人,寺山 慧,津田宏治
Shoichi Ishida1)/Masato Sumita2)/Kei Terayama1)/Koji Tsuda3):Graduate School of Medical Life Science, Yokohama City University1)/RIKEN Center for Advanced Intelligence Project2)/Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo3)(横浜市立大学大学院生命医科学研究科1)/理化学研究所革新知能総合研究センター2)/東京大学大学院新領域創成科学研究科3)
10.18958/7405-00001-0001116-00

AIによって望みの機能をもつ分子が設計できる時代が来ている.このAIは分子設計(生成)AIとして知られ,医薬品から材料設計に至るまで多岐にわたり実際に活用されている.本稿では,はじめに分子設計AIの基本とそれを利用する際の要点について解説する.次に,実際に分子生成AIが望みの機能をもつ分子を設計することができるのかという疑問に応えるべく,実例として分子生成AIの一つであるChemTSを用いた蛍光色素設計について紹介する.

de novo分子設計,ChemTS,材料設計,蛍光色素

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