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集団運動による自己組織的パターン形成:細胞運動の接触活性化

Tissue self-organization based on collective cell migration by contact activation of locomotion and chemotaxis
Fujimori T, et al:Proc Natl Acad Sci U S A, 116:4291-4296, 2019
藤森大平,澤井 哲
Taihei Fujimori1)/Satoshi Sawai1)2):Department of Basic Science, Graduate School of Arts & Sciences, University of Tokyo1)/Research Center for Complex Systems Biology, Universal Biology Institute, University of Tokyo2)(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻1)/東京大学複雑系生命システム研究センター2)
10.18958/6421-00003-0001236-00

多細胞生物の発生は特定の細胞が的確な方向,場所へと動くことによっているが,そのしくみの多くは謎である.細胞性粘菌は走化性がよく知られているが,今回の研究で接着した細胞を追従するしくみがわかった.走化性シグナルと接着シグナルのどちらを優先するかは分化した細胞型に依存しており,細胞選別による自己組織的パターン形成について新たな展開がみえてきた.

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