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精密高分子設計を基盤としたウイルスを用いないゲノム編集治療

Therapeutic genome editing using the non-viral method based on fine-tuned polymer design
Lee K, et al:Nat Biomed Eng, 1:889–901, 2017
内田智士,片岡一則
Satoshi Uchida1)2)/Kazunori Kataoka2)3):Graduate School of Engineering, the University of Tokyo1)/Innovation Center of NanoMedicine(iCONM),Kawasaki Institute of Industrial Promotion2)/Policy Alternatives Research Institute, The University of Tokyo3)(東京大学大学院工学研究科1)/川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)2)/東京大学政策ビジョン研究センター3)
10.18958/5557-00003-0001487-00

従来,治療を目的としたゲノム編集では,ウイルス性ベクターを用いた酵素遺伝子の導入が行われてきたが,ベクターに起因するさまざまな問題があった.これに対して,今回,Cas9タンパク質/sgRNA/ドナーDNA複合体の生体への導入により筋ジストロフィー治療に成功したほか,mRNAを用いた生体内ゲノム編集に道筋をつけるなど,ウイルスを用いないゲノム編集治療法を開発した.

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