事件簿6-1：実験的困難さが生んだウワサの真相―CAGプロモーター【前編】

A・G・C・T
このたった4文字からなる配列の闇に挑み，依頼者に寄り添いその悩みを解決する．それが『配列探偵』志久延子と助手の江良正，そして志久の後輩の穴理志津である．前回，特許情報の検索の仕方を学び，調査力が上がってきた江良正．今回は，今や基本的な実験だと思われがちな塩基配列の決定法が鍵となる謎に挑む．その前に穴理志津が前回の依頼に関する検証結果をもってきた．