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「臨床バイオインフォマティクス」を知る/臨床情報とオミクス情報の関係性を知る/臨床バイオインフォマティクスにおけるデータ解析を知る

松本寿健,瀬尾茂人,奥崎大介
10.18958/7555-00032-0001705-00

ビッグデータの時代が到来し,臨床医学でもゲノム医療に象徴されるように,膨大なデータセットの活用が進んでいます.そのなかで生まれた新たな学問領域の1つに,臨床医学とバイオインフォマティクスが融合した「臨床バイオインフォマティクス」があります.筆者(松本)は救急医として,この「臨床バイオインフォマティクス」のなかでも,臨床医が感じる患者さんごとの違いや類似性などの臨床表現型から着想する仮説駆動型データ研究の実践と普及に努めてきました.本連載では臨床医の立場から,臨床情報と,臨床検体から得られるオミクスデータの統合解析により臨床の疑問を分子病態として“みえる化”し,新しい診断と治療につなげる重要性と,これから研究を計画する方に役立つ方法論のエッセンスを9ステップで解説します.

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