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臨床老年医学から見たフレイルの現状と課題

Current status and challenges of frailty in clinical geriatrics
山本浩一,杉本 研,中神啓徳,楽木宏実
Koichi Yamamoto 1)/Ken Sugimoto 2)/Hironori Nakagami 3)/Hiromi Rakugi 1):Department of Geriatric and General Medicine, Graduate School of Medicine, Osaka University 1)/Department of General and Geriatric Medicine, Kawasaki Medical School 2)/Department of Health Development and Medicine, Graduate School of Medicine, Osaka University 3)(大阪大学大学院医学系研究科老年総合内科学1)/川崎医科大学総合老年医学2)/大阪大学大学院医学系研究科健康発達医学3)
10.18958/7239-00001-0000458-00

超高齢社会の日本において健康寿命を延伸し寿命との差を短縮する方法を見出すことが求められている.フレイルは健康寿命の最終段階に位置付けられ,可逆的であることから健康寿命の介入ポイントとして重要である.フレイルは多くの評価法が存在し,各々の評価法で決定されるフレイルの特徴が異なることを理解する必要がある.今後,新規薬物療法も含めフレイルに対する介入治療の発展が期待されるが,そのためにはフレイルの可逆性を客観的に定量化する新たなバイオマーカーの確立が求められている.

フレイル,CHS基準,Frailty Index,TAME

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