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CRISPR-Cas typeⅠシステムを利用した新しいゲノム編集技術の開発

Development of novel genome editing tools using CRIRPSR-Cas typeⅠ systems
刑部敬史
Keishi Osakabe:Graduate School of Technology, Industrial and Social Sciences, Tokushima University(徳島大学大学院社会産業理工学研究部)
10.18958/6797-00001-0000728-00

CRISPR-Cas9はゲノム編集技術の中核として,現在もっとも汎用的に利用されているCRISPR-Casシステムである.しかし自然界には多様なCRISPR-Casがあり,機能未知や未同定のシステムが存在し,新たなゲノム編集ツールとしての利用が期待されている.本稿では,近年急速にゲノム編集技術への応用開発が進んだCRISPR-Cas typeⅠに焦点をあて,その特徴とゲノム編集への実用例を紹介する.

CRISPR-Cas typeⅠ,Cascade,Cas3,Cas10d

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