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CRISPR-Cas9システムによる特定遺伝子座ライブイメージング

Live imaging of specific gene loci using the CRISPR-Cas system
大石裕晃,落合 博
Hiroaki Ohishi/Hiroshi Ochiai:Graduate School of Integrated Sciences for Life, Hiroshima University(広島大学大学院統合生命科学研究科)
10.18958/6797-00001-0000730-00

CRISPR-Cas9システムを利用したゲノム編集技術は,基礎研究利用に留まらず,医療応用や,有用畜産物の作出など,広く革新をもたらしている.一方で,DNAを切断しないCas9変異体を用いることで,ゲノム編集とは異なる応用も可能である.その1つが,CRISPR-Cas9システムを利用した特定遺伝子座のライブイメージングである.本稿では,特定ゲノム領域の可視化の意義,CRISPR-Cas9による生細胞イメージングのツールボックス,さらに本技術を利用した応用研究を紹介し,今後の展望も踏まえて議論する.

dCas9,高次ゲノム構造,ライブイメージング,発現制御,遺伝子発現調節

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