実験医学 1983年 Vol.1 No.2

老化制御の実験医学

今回は「老化制御の実験医学」と題して，老化の特集を太田邦夫先生にご企画いただきました．老化という生体における現象と，その時に遺伝子で起きている変化との関わりを如何に解明するか，また，その因果関係を如何に判断するかなど，老化を科学的に捉え解明することの難しさと，その研究を皆様にご紹介いたします．

特集

実験動物学の課題【田嶋嘉雄】

老化制御の実験医学

企画／太田邦夫

座談会

老化と寿命と遺伝子と【太田邦夫／大橋望彦／佐渡敏彦／松村外志張／加藤邦彦】

レビュー

細胞および分子レベルの老化指標と老化制御【後藤佐多良】

下等動物とくに線虫の老化【鈴木孯之／石井直明】

哺乳動物（主にラット）の老化制御の指標【新井康允】

老化研究用モデル動物について【朱宮正剛】

CURRENT TOPICS

免疫学領域　SLE-マウスのB細胞多クローン性活性化機構の研究における最近の展開【大沢利昭／今井康之】

癌領域　アメリ力癌学会の話題より【塚越　茂】

疾患モデル動物

レビュー　老化促進モデルマウス（SAM）の開発【竹田俊男】

News Corner　最近刊行された疾患モデル動物関係の文献紹介

連載・実験法シリーズ

免疫学実験操作法２：キラーT細胞の障害性実験【西村孝司／橋本嘉幸】

血液学実験操作法２：血液幹細胞定量法（２）【中畑龍俊】

連載・実験動物学

遺伝　近交系マウスの遺伝的モ二ターシステム【江崎孝三郎】

環境　実験動物施設の微生物統御【高橋徳太郎】

実験法　動物行動観察について【小野　宏】

開発　実験動物としてのツパイ（Tupaia glis）【辻紘一郎】

医薬品開発と動物実験　変異原性と発癌性試験【石館　基】

これからの医薬品

プロスタグランディン製剤の臨床応用への実際と展望【吉田朋史】

Q&A

動物の保定（固定）法とその留意事項

本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます．店頭にて見当たらない場合は，下記情報を書店にお伝え下さい．

お近くに取扱書店が無い場合，特に海外でご覧になりたい場合，羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので，下記ご参照のうえ，注文をご検討ください．

本書を羊土社HPにてご購入いただきますと，本体価格に加えて，送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります．お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください．