今号では,アルツハイマー病に焦点を絞り「アルツハイマー型老年痴呆」と題して,朝長正徳先生のご企画で特集いたしました.老人痴呆の問題は,大きな社会問題ですが,中でもアルツハイマー病と診断される患者数が急増していること,その発症機構解明の兆しが見え始めたことなど,アルツハイマー病の現状と研究動向をお伝えいたします.
目次
特集
アルツハイマー型老年痴呆―発症のメカニズムを探る
企画/朝長正徳
座談会
アルツハイマー病の発症機構の解明と治療をめざして【朝長正徳/飯塚礼二/井原康夫】
レビュー
老年痴呆とアルツハイマー病【朝長正徳】
神経活性物質系の異常【鬼頭昭三/三好理絵】
アミロイド蛋白とアルツハイマー病【篠田友孝】
神経原線維変化の形成機序【森 啓】
ウイルス感染とアルツハイマー病【立石 潤】
アルツハイマー型老年痴呆実験モデル【西村 健】
脳移植と治療の展望【金 哲】
脳と神経成長因子(NGF)【古川美子/古川昭栄/林 恭三】
トピックス
CURRENT TOPICS
チロシンリン酸化―抗P-Tyr抗体を用いたアプローチ【高田邦昭】
色素性乾皮症欠損因子についての新しい知見【山泉 克】
記憶障害突然変異と環状ヌクレオチド【山元大輔】
連載
特別企画・日本がん学会シンポジウムより:個体発癌の遺伝子制御―動物モデルによる解析(その1)
発癌研究の新アプローチを求めて【西塚泰章】
マウスウイルス性白血病発症抵抗性の遺伝的制御【池田秀利】
化学物質誘発ラット白血病の病型決定に関与する遺伝要因【志佐 湍】
個体発癌の遺伝機構―マウスを中心に【森脇和郎】
マウス胸腺白血病(TL)抗原の発現機構の解析【小幡裕一】
発癌因子の垂直伝達と発現【野村大成】
テラトーマ幹細胞を用いたマウス個体への遺伝子導入とその発現【近藤寿人】
バイオテクノロジー実験講座 第Ⅰ部 遺伝子工学
ゲル移動度シフト法とフットプリント法【前田浩明/渡辺 武】
実験動物紹介
実験動物としてのゴキブリ【高橋 進】
学会・研究会レポート
次のBreakthroughを求めて―第2回オンコジンミーティングの風景【山本 雅】
国際癌学会に参加して―免疫療法を中心として【島田義也】
東大シンポジウム「脳神経系の分子遺伝学と発生生物学」を主催して【堀田凱樹】
Q&A
血友病,von Willebrand病に関係の深い血液凝固第Ⅷ因子について【徳永 蔵】
培養細胞および血清からのマイプラズマの除去法について【水沢 博】
毒性学の争点
毒性試験の質【小野 宏】
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- 【本書名】実験医学:アルツハイマー型老年痴呆
- 【出版社名】羊土社
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第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+870円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
+870円 |
第3地帯(アフリカ、南米) |
+1130円 |
EMS便送料 |
第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) |
+1400円 |
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+2000円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
+2200円 |
第3地帯(アフリカ、南米) |
+2400円 |
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(2021年8月23日)
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