今月は「分子神経生物学」と題して,堀田凱樹先生に特集していただきました.分子神経生物学は,脳神経機能の解明を分子生物学の技術で進めて行こうとする学問です.この分子神経生物学の研究の発展方向,何が解明できるのかなどの展望を,本特集でご紹介いたします.
目次
特集
分子神経生物学
企画/堀田凱樹
分子神経生物学で今,何が問題か【堀田凱樹】
動物の生体時計の分子機構【出口武夫】
正しいシナプス結合形成の分子機構【藤沢 肇/高木 新】
イオンチャネルの構造と機能―化学修飾法の役割【中山 仁/金岡祐一】
神経特異蛋白とその遺伝子【高橋康夫/崎村建司/櫛谷悦子/大島由香】
網膜に特異的な蛋白質の分子生物学【三木直正/郭 哲輝】
脳の性分化の分子生物学的アプローチ【新井康允/石 龍徳】
トピックス
CURRENT TOPICS
In vitroにおけるB系細胞の白血病化【小川峰太郎/西川伸一】
神経成長因子と新しい阻害剤【松田 譲】
クロマチンの複製と蛋白―DNA間相互作用【木村 博】
アルツハイマー病と脳アミロイド蛋白遺伝子【吉川和明】
カリニ肺炎モデル動物としてのBWF1ヌードマウスについて【佐藤毅司/安達二朗】
連載
新連載 エイズ研究速報!
エイズウイルス研究は,今―第35回日本ウイルス学会より【中島秀喜/山本直樹】
連載エッセイ 大いなる仮説
毒としての酸素とカルシウム【大野 乾】
総説
増殖因子による動物細胞の複製とその調節―大腸菌からの教訓(前編)【正井久雄/新井直子/新井賢一】
バイオテクノロジー実験講座 第Ⅱ部 モノクローナル抗体とその応用技術
ハイブリドーマ培養上清を用いた免疫沈降法【中山俊憲】
細胞膜表面抗原の同定法―ELISA法,ウエスタンプロッテイング法,TLC immunostaining法,RIA法【佐内 豊】
疾病研究の最前線4
ミ卜コンドリア病の分子生物学―ミトコンドリア脳筋症とミ卜コンドリアをめぐる諸問題【太田成男】
海外研究所紹介12
国立科学センター,コレージュ・ド・フランス付属発生学研究所【大木浩子】
学会・研究会レポート
第9回Germinal Center Conferenceに出席して―免疫反応を司るリンパ組織の構造と機能について【宮坂昌之】
第1回日本宇宙生物科学会―宇宙生物科学会のめざすもの【奥野 誠】
フリーラジカルと疾患―第11回日本過酸化脂質学会シンポジウムより【島田義也】
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- 【本書名】実験医学:分子神経生物学
- 【出版社名】羊土社
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第2地帯(ヨーロッパ) |
+870円 |
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+1400円 |
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+2000円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
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第3地帯(アフリカ、南米) |
+2400円 |
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(2021年8月23日)
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