レジデントノート増刊 Vol.18 No.17

神経内科がわかる、好きになる

今日から実践できる診察・診断・治療のエッセンス

  • 安藤孝志,山中克郎/編
  • 2017年01月20日発行
  • B5判
  • 256ページ
  • ISBN 978-4-7581-1582-7
  • 5,170(本体4,700円+税)
  • 在庫:あり
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わかればこんなにおもしろい!豊富な図表とともに,基本の神経解剖から診察のちょっとしたコツ,検査の解釈,エキスパートの目のつけどころまで“神経内科のキモ”を1冊に凝縮.実践に直結するパールが満載!

目次

序【山中克郎】

Color Atlas

付表:欧文語句の読み方一覧

第1章 神経内科「基本のき」

1.これだけは知っておきたい神経内科の診断学【松井 真】

1.神経疾患患者の主訴 
2.神経疾患患者診療の基本 
3.三段階診断法(3 step diagnosis)

2.これだけは知っておきたい神経解剖学【竹下幸男,神田 隆】

1.中枢神経 
2.末梢神経

第2章 神経診察のちょっとしたコツ,教えます

1.脳神経【金子由夏,田中 真】

1.顔貌の診察 
2.舌の診察

2.筋力【園生雅弘】

1.病歴情報 
2.運動麻痺の分布と随伴症状 
3.片麻痺の検出法
◦Advanced Lecture:MMT の原理とpitfall

3.腱反射/表在反射/病的反射【星野晴彦】

1.腱反射 
2.表在反射 
3.病的反射

4.感覚系【松本慎二郎,亀山 隆】

1.病歴聴取 
2.感覚系の診察 
3.代表的疾患を考えながら診察をする 
4.その他の注意点

5.小脳系【下畑享良】

1.小脳性運動失調の診察方法 
2.小脳性運動失調の鑑別

第3章 神経疾患を病歴聴取と身体所見で鑑別する!

1.頭痛【小川広晃,神宮司成弘】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断
◦Advanced Lecture:可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)とは

2.めまい【石田恵梨,上田剛士】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断
◦Advanced Lecture:中枢性頭位性めまい症(central PPV)

3.一肢に限局するしびれ【仲田和正】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断
◦Advanced Lecture

4.四肢のしびれ【小池春樹】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断
◦Advanced Lecture

5.意識障害【松原知康,土肥栄祐】

1.まず何を考えるか 
2.速度をゆるめず診療するための病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断
◦Advanced Lecture

6.失神 原因と結果,それが問題だ【大西規史,川島篤志】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断 
4.「外傷×失神」の落とし穴
◦Advanced Lecture

7.痙攣【望月仁志,宇川義一】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断
◦Advanced Lecture:1.痙攣性失神(convulsive syncope) 
◦Advanced Lecture:2.てんかん重積状態(status epilepticus)

8.筋力低下【永井太士,砂田芳秀】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断

9.不随意運動【荻野 裕】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断

10.複視【佐藤泰吾】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断

11.摂食嚥下障害の診かた【巨島文子】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診断,まとめ
◦Advanced Lecture

12.もの忘れ【中島健二】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断

13.歩行障害【安藤孝志,寺尾心一】

1.まず何を考えるか 
2.系統的な鑑別診断の進め方と病歴聴取,診察のポイント 
3.呈示症例の診察・検査結果と診断

第4章 検査のミニマムエッセンス

1.見落としが少ない頭部MRI検査の読み方【森 墾】

1.技術的側面:読影以前 
2.心理的・意思決定的側面:読影中 
3.実践的側面:お作法

2.髄液検査の解釈法【水間悟氏,佐藤泰吾】

1.検体の提出 
2.髄液検査 
3.疾患別の髄液所見のポイント

第5章 神経内科の重要疾患 〜エキスパートはこう診断する!

1.脳梗塞/一過性脳虚血発作 救急外来からはじまる脳梗塞診療【立石洋平,辻野 彰】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療
◦Advanced Lecture

2.Parkinson病【渡辺宏久】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療
◦Advanced Lecture

3.Alzheimer型認知症【中島健二】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療

4.筋萎縮性側索硬化症【熱田直樹】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点
◦Advanced Lecture:高次脳機能障害について 
4.治療

5.てんかん【北澤 悠,神 一敬,中里信和】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療

6.細菌性髄膜炎【小澤廣記,具 芳明】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント
◦Advanced Lecture:髄液乳酸値と髄液broad-range PCR 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療

7.脳炎/脳症【安藤孝志,後藤洋二】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療

8.多発性硬化症/視神経脊髄炎【若杉尚宏,河内 泉】

1.概念・定義 
2.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
3.検査と診断のポイント 
4.研修医が陥りやすい診断の注意点 
5.治療
◦Advanced Lecture

9.Guillain-Barré症候群【関口 縁,桑原 聡】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療
◦Advanced Lecture:
1.GBSのサブタイプ:軸索型と脱髄型 
2.Fisher症候群とBickerstaff型脳幹脳炎

10.重症筋無力症【野中俊章,本村政勝】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療
◦Advanced Lecture

11.傍腫瘍性神経症候群【田中惠子】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.治療
◦Advanced Lecture:ニューロミオトニア(neuromyotonia)

12.脊髄障害【安藤哲朗】

1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療
◦Advanced Lecture:脊髄障害の発症経過による質的診断

13.ビタミンB1/B12欠乏症【安井敬三,長谷川康博】

ビタミンB1欠乏症
1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療 
5.予後
ビタミンB12欠乏症
1.典型的な臨床症状,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療 
5.予後

14.薬剤性神経疾患【長谷川真也,佐田竜一】

1-A:悪性症候群 
1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療
◦Advanced Lecture:高体温と発熱の違い
1-B:セロトニン症候群 
1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント 
3.研修医が陥りやすい診断の注意点 
4.治療
2:抗菌薬関連脳症 
1.典型的な臨床像,どのようなときに疑うか 
2.検査と診断のポイント,治療

15.心因性・非器質性の神経症状 神経症状をめぐる「心因性」について考える【福武敏夫】

1.まず「心因性」という用語について考える 
2.心因性神経症状の種類と頻度はどのようか 
3.心因性神経症状をどのように臨床的に診断するか 
4.心因性神経症状を客観的に捉える検査法はあるのか 
5.心因性と誤診しやすい疾患はどのようなものか 
6.心因性神経症状の治療はどうするのか

『第3章 神経疾患を病歴聴取と身体所見で鑑別する!』より抜粋

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