循環系の調節因子

Ⅰ　アミン系の作用機構

１　血管作動性アミン:受容体と情報伝達機構【辻本豪三】

２　冠動脈攣縮とアミン【大原郁一／友池仁暢】

３　アセチルコリンと冠動脈の攣縮【泰江弘文／奥村　謙】

４　GTP結合蛋白質と共役した受容体の構造―アドレナリン受容体を中心にして【吉政孝明】

Ⅱ　プロスタグランジン系

１　アラキドン酸カスケード関連酵素とその調節【清水孝雄】

２　プロスタグランジン受容体とその分子機作【成宮　周】

３　血小板・白血球と血管内皮細胞の相互反応とプロスタグランジン―特に白血球粘着を中心に【藤田　治／室田誠逸】

４　虚血性心筋障害とアラキドン酸代謝―リポキシゲナーゼ代謝とフリーラジカル【葛谷恒彦／星田四朗／多田道彦】

Ⅲ　レニン・アンギオテンシン系

１　ヒトレニンおよびアンギオテンシノーゲン遺伝子の発現調節【深水昭吉／村上和雄】

２　血管壁レニン・アンギオテンシン系の意義【伊藤　裕／Victor J. Dzau】

３　循環調節の主役アンギオテンシンレセプター【杉浦直明／荻原啓実／伊東貞三／広瀬茂久】

４　レニン・アンギオテンシン系の臨床的意義【檜垣實男／荻原俊男】

Ⅳ　ANP系

１　ANPとBNP―その生化学【児島将康／寒川賢治／南野直人／松尾壽之】

２　新しいナトリウム利尿ペプチド:CNP【南野直人／松尾壽之／児島将康／寒川賢治】

３　ナトリウム利尿ペプチド受容体【菅　真一／中尾ー和／細田公則／井村裕夫】

４　ANPによる循環調節【細見　弘】

５　ナトリウム利尿ペプチドの臨床的意義【向山政志／中尾一和／小川佳宏／井村裕夫】

Ⅴ　エンドセリン

１　エンドセリンファミリーとその受容体の分子薬理【柳沢正史／桜井　武】

２　エンドセリンの生化学【木村定雄】

３　血中エンドセリン濃度測定の意義【斉藤能彦】

４　エンドセリンの作用とそのメカニズム【平田結喜緒】

５　エンドセリンの臨床的意義【栗原裕基／矢崎義雄】

Ⅵ　EDRFとその他の調節因子

１　血管内皮依存性の血管弛緩調節とEDRF【岡村富夫／戸田　昇】

２　新しい血管作動物質―特に神経ペプチドYおよびカルシトニン遺伝子関連ペプチドを中心として【鈴木洋通／猿田享男】

３　血管内皮の増殖因子【宮園浩平】

４　Na+，K+-ATPase阻害ペプチド(SPAI)の発見【橘　眞郎】

５　スカベンジャー受容体とその遺伝子【江見　充／松本明世／児玉龍彦】

Ⅶ　調節因子の薬剤開発への応用

１　レニン・アンギオテンシン系薬剤の展望―レニンインヒビター【宮崎瑞夫】

２　非ペプチド型アンギオテンシンⅡレセプタ一拮抗薬【西川浩平／古川純康】

３　ナトリウム利尿ペプチド関連薬剤の開発と臨床応用【中尾一和】

４　エンドセリンおよびエンドセリン関連物質の薬剤への応用の可能性【後藤勝年／眞崎知生】