タンパク質分解の最前線 2001

第1章　ユビキチンシステム

概論ーユビキチンシステム研究の動向【田中啓二】

1)　ユビキチンリガーゼ研究の最前線

1　古くて新しいN末端則経路【八代田英樹】

2　APC／サイクロソームによるM期制御機構【武田鋼二郎／木全諭宇／柳田充弘】

3　SCF複合体の多面的な作用機構【中山敬一／中山啓子】

4　pVHLユビキチンリガーゼと発癌【岩井一宏／齋藤耕二朗】

5　E6／E6APとMDM2によるp53のユビキチン化の制御機構【安田秀世】

6　c-CblのRINGフィンガー依存性ユビキチンリガーゼ活性と癌化【横内雅博／Roland Baron／吉村昭彦】

7　ユビキチンリガーゼとしてのparkinとパパーキンソン病一家族性パーキンソン病から孤発型パーキンソン病へ【服部信孝／志村秀樹】

2)　ユビキチンバイオロジーと疾患

1　IκBの分解を制御するユビキチンリガーゼ複合体SCFFbw1【畠山鎮次】

2　Cdkインヒビターp27の分解と癌【加藤順也／友田紀一部／荒田幸信／田中利明／加藤規子】

3　β-カテニンの分解と癌【北川雅敏】

4　TGF-βのシグナル伝達とユビキチン・プロテアソームシステム【今村健志／宮園浩平】

5　脱ユビキチン化酵素の多彩な作用【鈴木俊顕】

6　初期発生における細胞周期制御因子の分解とその意義【宇都克裕／岡本健吾／佐方功幸】

7　植物ユビキチンシステム研究の新展開【松田憲之／中野明彦】

3)　新しいモディファイアーシステム研究の動向

1　SUMO-1修飾と癌化【斉藤寿仁】

2　NEDD8システム【千葉智樹】

3　Urm1システム:ユビキチンシステムと硫黄原子転移反応との架け橋【水島　昇／古川和明／野田健司／大隅良典】

第2章　プロテアソームシステム

概論ープロテアゾーム研究の動向【田中啓二】

1)　構造・機能と分子多様性

1　高次構造研究の進展【水島恒裕／海野昌喜】

2　免疫プ口テアソームとハイブリッドプ口テアソーム【村田茂穂】

3　マウス胎仔期に特異的に発現するユビキチンレセプター-26Sプ口テアソームの分子多様性とその意義【川原裕之】

2)　プロテアソームバイオロジーの発展

1　プ口テアソームによる出芽酵母の細胞周期制御【東江昭夫】

2　小胞体関連分解機構の最前線【徳永文稔】

3　オルニチン脱炭酸酵素とアンチザイム【村上安子／松藤千弥】

4　分子シャペ口ンとプ口テアソーム【南　康文】

第3章　リソソーム／液胞システム

概論ーリソソーム／液胞システム研究の動向【大隅良典】

1)　オートファジーの分子機構

1　酵母のオートファジーを司る分子群【野田健司／鎌田芳彰／大隅良典】

2　動物細胞オートファジーの分子機構【水島　昇／大隅良典／吉森　保】

3　オルガネラ分解戦略としてのオートファジーとその分子機構ーメタノール資化性酵母のミクロペキソファジーをモデルとして【阪井康能】

4　オートファジーのシグナリング【門脇基二】

2)　リソソームシステムの最前線

1　拡大するカテプシン研究【木南英紀】

2　抗原提示細胞におけるエンドソーム／リソソーム系と抗原提示におけるプロテアーゼの役割【石堂一巳】