実験医学 1994年1月号 Vol.12 No.1

細胞間相互作用から形態形成へ

野地澄晴／企画

1993年12月21日発行
B5判
106ページ
ISBN 978-4-8970-6700-1

1,650円（本体1,500円＋税）
在庫：なし

生物の形態形成のメカニズムにおいて，位置情報がどのように細胞に伝えられるかということは重要な位置を占めています．そのシグナル伝達を担う因子として， TGFβファミリー，Wntファミリー，FGFファミリーの３つのファミリーに属する因子があげられます．今月はこれらの因子に焦点を当て，徳島大学工学部の野地澄晴先生に企画をお願いしました．

特集

細胞間相互作用から形態形成ヘ

企画／野地澄晴

＜序文＞細胞間相互作用における細胞増殖因子の役割【野地澄晴】

カエル中胚葉誘導における細胞間相互作用とそれを規定する因子（群）【田代康介／塩川光一郎】

マウス中胚葉誘導における細胞間シグナル【佐々木洋】

消化器官の発生における組織間相互作用【浦瀬香子／八杉貞雄】

四肢形態形成における上皮-間葉相互作用【石川哲也／濃野　勉】

上皮-間葉相互作用におけるエピモルフィン【平井洋平】

眼の発生運命と分化方向の決定機構−レンズ誘導実験からの示唆【大内淑代／野地澄晴】

神経活動依存的な神経ネットワーク形成【津田正明】

トピックス

CURRENT TOPICS

蛋白質の核輸送と核膜孔複合体の構造について【助川　淳】

T細胞アネルギーの最前線【小笠原一誠】

チェックポイン卜のシグナルをcdc2へ伝える因子chk1【村上浩士】

オピオイド受容体をめぐるトピックス【安田和基】

連載

クローズアップ実験法

in vitro転写産物の簡便な検出法【牧野泰孝／田村隆明】

注目されるシグナル伝達因子＜細胞質因子ハイライト＞

Grb2／Ash／Sem5／Drk【北野　誠】

PTPα，PTP1C【倉持敏美／山本　雅】

SH2／SH3【小川誠司】

REPORT～学会・研究会レポート～

第３回国際学術集会「一酸化窒素の生物学」に参加して【佐久間一郎】

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【本書名】実験医学：細胞間相互作用から形態形成へ
【出版社名】羊土社

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