実験医学 1994年4月号 Vol.12 No.5
Ｘ染色体連鎖免疫不全症
- 1994年03月22日発行
- B5判
- 104ページ
- ISBN 978-4-8970-6703-2
- 1,650円（本体1,500円＋税）
- 在庫：なし
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自己免疫疾患が女性に多いことなどから，X染色体上の遺伝子群がリンパ球の増殖・分化に関与していることが予想されていましたが，３つの異なるX染色体連鎖免疫不全症の原因遺伝子が解明され，初めて免疫系の細胞で発現している遺伝子やその産物の異常と免疫不全が関係づけられました．今回はその解明されたケースに焦点を当て，東京大学医科学研究所免疫学研究部の高津聖志先生に企画をお願いしました．
目次
特集
X染色体連鎖免疫不全症
企画／高津聖志
＜序文＞伴性免疫不全症の病因解明に向けて【高津聖志】
伴性免疫不全症マウスにおけるB細胞不全【小池正道／高津聖志】
X染色体連鎖高IgM症候群の分子機構【野々山恵章】
IL-2受容体γ鎖の機能異常と伴性重症複合免疫不全症【石井直人／菅村和夫】
伴性重症複合免疫不全症−分子生物学的アプローチ【野口昌幸】
X染色体連鎖B細胞不全とBruton's tyrosine kinase【塚田 聡】
発作性夜間血色素尿症と補体【木下タロウ】
B細胞初期分化の生体モデル【林 眞一】
トピックス
CURRENT TOPICS
リンパ球の機能，分化におけるIRFファミリーの役割【菅野由香／尾里啓子】
JAK2チロシンキナーゼを介したサイトカインレセプターファミリーからの細胞内情報伝達機構【三浦 修】
真核生物の組換え蛋白質Rad51とRad52の機能と構造【小川智子／篠原 彰／小川英行】
小胞体から核への情報伝達におけるセンサーErn1p【森 和俊】
連載
クローズアップ実験法
新しい蛋白間相互作用因子のクローニング法−two-hybrid system【久下周佐】
ラボレポート
細胞周期と癌化の接点を探る＜Cold Spring Harbor Laboratory＞【松本智裕】
注目されるシグナル伝達因子＜細胞質因子ハイライト＞
Smg GDS【幸野秀志／貝淵弘三／高井義美】
細胞骨格形成を制御する低分子量GTP結合蛋白質rho／rac蛋白質【森井成人】
Bcl-3【井上純一郎】
REPORT～青年海外協力隊（インドネシア）レポート～
研究者としてみた途上国の現実と援助【櫻井宣彦】
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- 【本書名】実験医学：Ｘ染色体連鎖免疫不全症
- 【出版社名】羊土社
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（2021年8月23日）
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