実験医学 1998年7月号 Vol.16 No.10

アポトーシス：生死を決める最後の指令分子と救済分子！

長田重一／企画

1998年06月19日発行
B5判
78ページ
ISBN 978-4-89706-754-4

1,980円（本体1,800円＋税）
在庫：なし

アポトーシス（細胞死）は生体の恒常性を維持する上で必須の生命現象，つまり“生きるための死”です．本特集は，このアポトーシスのシグナル伝達経路における最終段階，つまりDNAを断片化し，細胞に最後のとどめを刺す分子CADと，それを制御するICAD を世界に先駆けて発見されました大阪大学医学部の長田重一先生にご企画いただき実現いたしました．

特集

アポトーシス：生死を決める最後の指令分子と救済分子！

企画／長田重一

<概論>アポトーシス：生死の実権をにぎる分子たち【長田重一】

Bcl-2と脊髄性筋萎縮症原因遺伝子産物SMNの結合【恵口　豊／岩橋博見／安原徳子／辻本賀英】

Bcl-2によるアポトーシス制御機構の新たな展開　カルシニューリンはBcl-2の機能制御因子である【近藤英作／芝崎　太】

ノックアウトマウスを用いたカスパーゼの機能解析【杭田慶介】

CAD：アポトーシス時に働くDNaseの発見【江成政人／坂平英樹／長田重一】

CAD特異的阻害タンパク質，ICAD【坂平英樹／江成政人／長田重一】

トピックス

CURRENT TOPICS

CAGリピート病と神経細胞死【五十嵐修一／小出玲爾／下畑享良／辻　省次】

オレキシン：摂食行動を制御する新たな神経ペプチド【桜井　武】

テロメラーゼの活性化と細胞老化【中山潤一／石川冬木】

連載

クローズアップ実験法

Gene Gunを用いた神経細胞への遺伝子導入【相原優子／井上貴文】

ONE POINT実験法

手抜き実験のすすめ5　特急トランスフォーメーション早く家に帰る方法【福井泰久】

研究室の小さな生きものたち

コオロギ　それは花カマキリの餌であったのだが【野地澄晴】

データベースホームページ活用ガイド

大学医療情報ネットワーク（UMIN）活用ガイド【木内貴弘】

バイオサイエンス研究の動向をさぐる

生化学・分子生物学の論文が最強だよワシントン【白楽ロックビル】

ラボレポート

発生工学の巨人－ラルフ・ブリンスター研究室(School of Veterinary Medicine， University of Pennsylvania)【篠原隆司】

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【本書名】実験医学：アポトーシス：生死を決める最後の指令分子と救済分子！
【出版社名】羊土社

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