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ベージュ化

べーじゅか

脂肪細胞には,脂肪を蓄える白色脂肪細胞と,脂肪を燃焼して熱を産生する褐色脂肪細胞が存在する.これに加えて,低温に長時間晒されると,交感神経の刺激により白色脂肪組織(特に皮下脂肪)の中に熱を産生する褐色脂肪細胞様の細胞(ベージュ脂肪細胞とよばれる)が誘導される.この現象を脂肪細胞のベージュ化とよぶ.ベージュ脂肪細胞の増加はエネルギー消費を高め,肥満を抑える.(実験医学増刊377より)

臓器連環による生体恒常性の破綻と疾患

すべての医学者・生命科学者に捧ぐ

春日雅人/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです