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Atg16L

酵母Atg16のホモログであるが,出芽酵母のAtg16と異なってC末端に大きなWDリピートドメインをもっている.今回クローン病との関連が特定されたAtg16Lの変異はそのWDリピート内部である.出芽酵母Atg16はWDリピートを欠いているため,この部位はオートファジーの基本装置と言うより,高等動物特異的な付加的役割を担っている可能性もある.残念ながらAtg16L変異とクローン病との関連は我が国ではみられないようである.(実験医学増刊262より)

タンパク質の分解機構

ユビキチン,プロテアソーム,オートファジー,プロテオリシスなど分解装置の作動機構と病態生理作用

田中啓二/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです