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キャップ化RNAの5′末端を無作為に次世代シークエンサーで配列決定し,転写開始の頻度を一塩基単位で測定する手法.一般的にRNA-seqではRNA分子末端のカバー率が低く,末端に由来する断片をその他と区別できない.キャップ化RNAの5’端はゲノムDNAの転写開始点に相当し,その近傍は転写制御においてきわめて重要な役割を果たすプロモーターであることから,これを測定するための手法は複数開発されてきたが,それらのなかで最も性能がよい手法がCAGEであることが示されている.(実験医学2019年1月号より)

核酸医薬品開発とRNAデータベース実験医学2019年1月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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