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LTPとLTDは,刺激によりシナプスでの反応が変化し,それがある程度の時間継続する現象である.記憶に関与している生物現象と考えられている.主にシナプス後膜(時にシナプス前膜)の性状の変化が関与している.刺激の方法と脳内の部位によっていろいろなタイプの変化が検出され,関与している分子群もさまざまである.(実験医学増刊285より)

脳神経系の情報伝達と疾患

さまざまなシグナル伝達因子の異常が引き起こす精神疾患・発達障害・神経変性疾患のメカニズム

伊佐 正,大隅典子,高橋良輔/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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