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PPAR

ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体と訳されることもある.脂肪酸やエイコサノイドの核内受容体・転写因子で,通常レチノイドX受容体(RXR)と複合体を形成する.PPARα,PPARβ/δおよびPPARγが同定されている.発見の経緯によりこのような名前がついているが,実際には肝臓にはPPARαが,脂肪組織にはPPARγが発現し,糖・脂質代謝の遺伝子群の発現調節を行っている.(実験医学増刊277より)

エネルギー代謝の最前線

ミトコンドリア・脂肪細胞の機能理解から,臓器間神経ネットワークによる代謝調節まで

岡 芳知,片桐秀樹/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです