解糖系の分枝路の1つで,グルコース6リン酸から分岐し,再び解糖系に戻るシャント路である.分裂細胞ではDNA合成に必須となるリボース合成を担い,これ以外にもNADP→NAPDHの変換に必須である.すなわち細胞内Redox状態を維持し,NADPHは還元型グルタチオンの維持に必須であるため,総じて抗酸化ストレス作用を担う.(実験医学増刊3015より)

がんと代謝

何故がん細胞が好んで解糖系を使うのか?メタボローム解析が明かすがん細胞の本質から代謝研究がもたらす創薬・診断まで

曽我朋義,江角浩安/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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