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固形腫瘍におけるスプライシング異常

Aberrant splicing in solid tumor
西村一希
Kazuki Nishimura:Division of Cancer RNA Research, National Cancer Center Research Institute(国立がん研究センター研究所がんRNA研究分野)
10.18958/7309-00001-0000538-00

SF3B1,SRSF2,U2AF1などのRNAスプライシング因子をコードする遺伝子群の変異が,造血器腫瘍に高頻度に認められることが報告されて以降,主として造血器腫瘍において,スプライシング異常と発がんの関連が指摘されてきた.近年,固形腫瘍においてもこれらの遺伝子変異が認められることが明らかとなっており,発がんとの関連が報告されている.本稿では固形腫瘍におけるスプライシング異常と発がんとの関連を,最新の知見を含めて紹介する.

スプライシング異常,固形腫瘍,トランス制御因子異常,シス配列変異

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