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微小管依存的なアクチン核形成因子の液-液相分離による,時空間的な上皮バリア制御

Phase separation of an actin nucleator by junctional microtubules regulates epithelial function
Tsukita K, et al:Sci Adv, 9:eadf6358, 2023
月田和人,北又 学,田村 淳,月田早智子
Kazuto Tsukita 1)2)/Manabu Kitamata 1)/Atsushi Tamura 1)〜3)/Sachiko Tsukita 1):Advanced Comprehensive Research Organization, Teikyo University1)/Department of Neurology, Graduate School of Medicine, Kyoto University 2)/Department of Pharmacology, Teikyo University School of Medicine3)(帝京大学先端総合研究機構1)/京都大学大学院医学研究科臨床神経学2)/帝京大学医学部薬理学講座3)
10.18958/7309-00003-0000546-00

上皮バリアの絶え間ない調節は,常に変化し続ける生体外環境に対して,生体内環境の恒常性を保つために必須であるが,その機構については不明な点が多い.われわれは,アクチン重合核形成促進因子cordon-
bleu(Cobl)が,微小管依存的に液-液相分離を起こすことで,上皮細胞間接着部位のアクチン線維束を発達させ,時空間的に細胞接着を制御することを見出した.

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