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エピジェネティック因子

えぴじぇねてぃっくいんし

ゲノムDNAはヒストンというタンパク質に巻き付いた構造をしているが,このヒストンを構成するアミノ酸残基(主にリジンやアルギニン)がメチル化やアセチル化を受けることにより,クロマチン構造の開閉状態が変化する.同様にDNAのシトシン残基のメチル化に伴い,転写不活性なクロマチン状態が形成される.これらの修飾を行う酵素,より広義には修飾されたヒストンやDNAを認識して働く転写因子を総称してエピジェネティック因子とよぶ.(実験医学増刊3817より)

新規の創薬モダリティ 細胞医薬

細胞を薬として使う、新たな時代の基礎研究と治療法開発

河本 宏,辻 真博/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです